ヒマシ油という油の名前には「聞き覚えがない」という人でも、実は日常生活の中でこのオイルを使った加工品のお世話になっているものだったのです。
私たちの生活で使われる商品の一例を挙げると
などの原料として用いられていたのですね。これらのうち一つくらいは使ったことはあるという人が殆どなのではないでしょうか?知らない間にひまし油を生活に取り入れていたなんてビックリです。
キャスターオイルは、物を柔らかくするという効能を持ちます。
そこで塗料やセルロイドの可塑剤として、ニトロセルロース、エチルセルロース、セルロースアセテートブチレート、 ポリアミド、ブチル化メラミン(または尿素)ホルマリン樹脂、ロジン、シェラックなどの可塑剤として用いられています。
さらに良好な相溶性から、ポリビニールブチラール、 塩ビ・酢ビ・ビニルアルコール共重合物、塩化ゴム等にも混ぜられるなど、多くの化学反応を行わせることができ、塗料工業、プラスチック工業、ゴム工業、建材工業、金属工業、および機械工業など広い用途に使われていると言います。今後は環境対策面から工業用の燃料への検討が進められるなど、多目的に使用できる注目の急成長株なんですね。
実は昭和30年代には、日本でも「下剤」として使われていたそうです。そして現在は下剤以外でも様々なものに使われているようです。
これまでにあげた生活必需品の数々、工業用品や工業燃料等の分野では今後も注目を集めそうですが、実際に私たちの身の回りでどのような商品として使われているかというと、洗濯機や温水便器内に内蔵されたマイコン回路の樹脂。
さらに医薬品ではそのまま患部に張り付くようになっている湿布剤等に使われているのだとか。特に湿布剤では、インドメタシンという痛みを緩和する成分の溶解剤として、さらに患部に貼ったときに剥がれにくく貼りつくための粘着性をだしているのもキャスターオイルだとか。ってことは私もちょくちょくお世話になっているわ。
ちなみに、メルセデス・ベンツのブレーキホースの原料もひまし油なのだとか。ホント、用途色々のオールラウンドプレイヤーなんですね。