食用植物油って大気中のCO2を吸収して植物の実に蓄えられたものなんですって。つまり、ひまし油の種子がなるヒマは空気中のCO2を栄養にして育っているということです。
1997年12月、京都で採択された京都議定書で、二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスに排出削減義務が定められちゃったからこういう植物を育てたら環境問題には凄く良いんですね。
ちなみに2005年2月16日に発効した京都議定書では1990年を基準年として、温室効果ガスを先進国全体で5.2%削減しなければならないから、日本でも国内法が整備され始めていて、チームマイナス6%なんかを中心にエコ活動が啓蒙されているというわけです。でも、温室効果ガス排出削減の現状は目標とは逆に排出量が増えているという結果が出ていて、達成がとても危ぶまれている状態なんです。
そんな中で、大気中のCO2を吸収して実にする植物ヒマは、育てるだけでもエコに繋がる植物。さらに、活用法が色々とありそうなのでさらに興味が湧いてきます。
ヒマは比較的やせた土地で栽培されるという栽培条件に加え、ヒマシ油が工業用の原料として使用できることで、石油に頼っている工業エネルギーからの代用エネルギーとしても注目を集めているとか。
石油や石炭などの化石資源の消費によるCO2排出量の増加にともない、地球温暖化が急速に進んでいることは言うまでもなく、CO2排出量の低減が急務となり、京都議定書のノルマである日本の削減量6%については、仮に達成できなかった場合、2013年以降の削減目標にペナルティが上乗せされるなどの罰則の適用を受けることになるため、行政が各企業にCO2排出量削減義務を課す動きがでているそうです。
そこで、スーパーやコンビにで買い物をした時に最近よく言われる「袋はご利用ですか?」などというレジ袋削減対策とかが実践されているのだけれど・・・。そんな状態の中で注目を集めているのが、資源に限りがある石油の代替材料として、焼却処分時の二酸化炭素の発生量が少なく地球への環境負荷が少ない植物性の原料を使用した製品。そしてそれに該当するのがひまし油ということなんですね。
ある企業では、植物性の原料(とうもろこしなど)を使用した植物性プラスティックを使用した製品を開発していました。けれど、さらに植物度が高く量産性も見込める植物性プラスティックの開発を行う中で、ヒマシ油がそのターゲットとなったんです。今は実際にノートパソコンや携帯電話の部品として使用するための開発が続けられているというから私たちも毎日知らずに使っているってことなんですね。
今や私たちの生活必需品となったパソコンや携帯電話にもエコ素材として使われるヒマシ油は、環境問題にも貢献する優等生。油としてだけでなく色々なところにエコの輪を広げているんですね。